基本の洗い方

基本の洗い方

衣類のタグについている洗濯絵表示を確認してください。
この4つのマークのどれかが付いていれば洗えます。

洗濯絵表示

洗えないもの

  • 毛皮・革(服の一部の装飾品に使用している場合も含む)
  • 正絹の着物および着物関連の小物
  • 【水洗い不可】マークのレーヨン
  • 外国製の服で色流れしやすいもの(インド更紗など)
  • 特殊加工品(ヒダの細かいプリーツスカート等・特殊なエンボス、プリント、コーティング)
  • 洗濯絵表示のないもの(オートクチュール等)

前準備

濃色・柄物などの衣類で色が出そうなときは、始めに色落ちチェックをしましょう。
襟・袖口の汚れやシミは、ブラシで落としてから洗濯します。

洗剤の使用量

洗剤の使用量

つけ置き洗いの時

1.つけ込みます

洗濯液を作り、衣類をつけ込みます。【約5分~15分】

※脱水のしすぎは衣類のシワや型崩れの原因になりますので、1分以上は脱水しないでください。目安として、持ち上げたとき液体がポタポタと落ちない程度です。
※揉み洗いする必要はありません。
※デリケートな衣類はネットに入れ、一点洗いをおすすめします。


【色が出た場合】
色が出た衣類を取り出し、脱水をしないで新しい水の中で広げながら、ていねいにすすいでください。

洗濯方法 つけ置き洗いの時-1

2.脱水します

洗濯機で脱水し、洗濯液を飛ばします。【約1分】

※衣類からぶくぶくと水泡が出なくなるまで衣類を押さえ洗濯液にしっかりとつけ込んでください。
洗濯方法 つけ置き洗いの時-2

3.すすぎます

きれいな水に衣類を軽くくぐらすように、揉まずにすすいでください。

洗濯方法 つけ置き洗いの時-3

4.脱水します

洗濯機で脱水し、洗濯液を飛ばします。【約1分】

※脱水のしすぎは衣類のシワや型崩れの原因になりますので、1分以上は脱水しないでください。目安として、持ち上げたとき液体がポタポタと落ちない程度です。
洗濯方法 つけ置き洗いの時-2

5.干します

脱水後はすぐに取り出し、シワをのばし、陰干しで自然乾燥します。

※ポイント-伸びやすい衣類は形を整え平干しをします。
洗濯方法 つけ置き洗いの時-4

洗濯機で回し洗いの時

1.衣類を洗濯ネットに入れ、洗濯槽に入れます

デリケートな衣類はネットの2枚もしくは3枚重ねをおすすめします。
色違いの衣服は別々のネットに入れます。

洗濯方法 洗濯機で回し洗いの時-1

2.洗濯機のドライコースを選んで洗います

洗剤を洗濯機の洗剤投入ポケットに入れます。

※洗剤投入ポケットは洗濯機によって仕様が異なります。

●ドライコースとは・・・
洗う時に洗濯槽がほとんど動かずにゆっくり回り、衣類に強い力が加わらないように洗うコース。「ドライコース」は洗濯機メーカーによって「手洗いコース」「(上質)おうちクリーニングコース」など名称の異なる場合がありますが、機能はほとんど変わりません。

●洗剤投入ポケットが無い場合
事前に洗濯槽内で洗濯液を作ってから衣類を入れてください。
衣類がしっかりと洗濯液に漬かるように、浮いてくる場合は水泡が出なくなるまで漬けてください。

3.干します

脱水後はすぐに取り出し、シワをのばし、陰干しで自然乾燥します。

※ポイント-伸びやすい衣類は形を整え平干しをします。
洗濯方法 つけ置き洗いの時-4

よりよく仕上げたい場合は、すすぎの脱水後に仕上げ剤をご利用下さい

1.仕上げ剤を作ります

水10リットルに対し、10~30gの仕上げ剤を入れ溶かします。

※ポイント-お好みにより濃度を変えれば効果的
10g(キャップ1/3)・・・やわらか
20g(キャップ2/3)・・・普通
30g(キャップ1杯)・・・しゃきっと
仕上げ剤を作る-1

2.仕上げ剤につけ込みます

衣類を仕上げ液につけ込みます(1分程度)。仕上げ液は白色ですが乾燥すると透明です。

※ポイント-仕上げ剤をつけることにより、衣類がコーティングされ新品時の風合いに近づけます。
仕上げ剤-2

3.脱水します

仕上げの脱水をします。【約1分】

※脱水のしすぎは衣類のシワや型崩れの原因になりますので、1分以上は脱水しないでください。目安として、持ち上げたとき液体がポタポタと落ちない程度です。
洗濯方法 つけ置き洗いの時-2

色落ちチェック方法

① 洗剤液をつくり、衣類の目立たない所をつけます。

色落ちチェック-1

② つけた部分を白いタオルではさみ揉みます。

色落ちチェック-2

③ 色落ちが見られた場合
 

短時間で一点洗いするか、専門店に相談する。

注意する衣類

  •  紺・赤・茶・黒の生地に白などの薄い色で模様を織り込んでいたり捺染やプリントしたもの。
  •  外国製の衣類やネクタイ・スカーフ。
  •  鮮やかな色彩のもの。
  •  趣味の染め物・インド更紗・藍染など。

シミや汚れの落とし方

① シミを揉みほぐす

シミや汚れを落とし方-1

固くなってしまったシミを指と指で挟み生地を擦り合わせ揉みほぐします。

② 水をたっぷりと浸み込ませる

シミや汚れを落とし方-2

小さなシミの時でもハガキ1枚位の大きさに水をたっぷりと浸み込ませます。

③ 洗剤の原液またはシミ抜き剤をつける

洗剤の原液またはシミ抜き剤をつけ2~3分おき浸透させます。

④ ブラシに水をつけブラッシング

シミや汚れを落とし方-4

ブラシに水をつけながら一定方向にこすります。色が出やすい物や型崩れしそうなものは上から叩きます。

 

シミや汚れを落とし方-3

シルクやデリケートな素材はカット綿で上から叩きます。シミのある面にタオルをあてて裏からブラシで叩くのも効果的です。

ポイント
  • シミは時間の経過と共に酸化してしまい汚れが落ちにくくなってしまいますので早めの処理をして下さい。
  • 汚れのある部分をシミ抜きして乾かすと輪ジミになるので、シミ抜き後は全体洗いをして下さい。
  • 必要以上にシミ抜き作業をすると色が抜けるのでご注意ください。