1.はじめに
今回はカシミヤ100%のお家でできる染み抜きと、洗濯方法を解説します。サンベック洗剤の効果的な染み抜きと、洗濯後の洗い上がりを見てみましょう。
2.染みは、油溶性・水溶性・不溶性に分けられます
油溶性のシミは、油または油の混じったもので天ぷら油や料理で過熱した食用油・ファンデーション・口紅・自転車油・オイルなどです。
水溶性は、飲食物の食べこぼしが主で、ジュース・コーヒー・酒類・スープ・果汁・醤油・その他に汗などです。
不溶性は、油にも水にも溶けないもので、牛乳・血液・卵・泥染みの中の砂・ホコリ・サビ・カビ・タバコのヤニなどです。
サンベック洗剤ならば油溶性・水溶性・不溶性のシミに対応しているので、汚れの種類に合わせて染み抜き剤を何本も用意する必要はありません。サンベック洗剤の染み抜き方法でほとんどのシミを取ることができますが、万一取れなくても繊維への負担が少なくてすみます。シミは時間の経過とともに取りにくくなりますので、早めの処理が良いでしょう。
3.染み抜き
今回使用する洗剤は、油溶性・水溶性・不溶性の汚れに効果的なサンベック洗剤。染み抜きだけでは輪染みになることがあるので、染み抜き後は全体洗いをお勧めします。サンベック洗剤ならカシミヤセーターもお家で洗えるので、輪染みを防ぐことができます。
繊維にやさしい馬毛(馬の尻尾)の洗濯ブラシがお勧めですが、お手元にない場合はコットンパフで代用します。歯ブラシ(ナイロンブラシ)は面積が小さく色抜け、毛羽立ちが起こりやすいのでお勧めしません。
染みの部分に、水とサンベック洗剤を馴染ませます。1円玉位の染みでもハガキ1枚位の面積分馴染ませて下さい。洗濯ブラシで一定方向に軽く擦ってシミを落とします。洗濯ブラシが無い時はコットンパフでトントンと軽く叩きます。
3.カシミヤセーターの染み抜きポイント
- カシミヤにも使え、尚且つ水溶性・油溶性・不溶性のシミを落とせるサンベック洗剤が効果的です。
- 小さなシミでもハガキ1枚位の面積分を洗濯ブラシ(コトンパフ)で処理します。
- 無理しすぎると毛羽立ちや色抜けの原因になるので注意しましょう。
- 輪染みを防ぐために、染み抜き後は全体洗いをすると良いでしょう。
- 時間の経過とともに落ちにくくなるので、早めの処理が好ましいです。
染み抜き後、サンベック洗剤の洗濯液につけ込みます。シミ以外にも汚れはついているものです。洗濯液には、染み汚れ・皮脂汚れ・タバコの臭い・香水やファンデーション・ヘアスプレー・排気ガスや体臭などの汚れが落ちてきました。
基本の洗濯手順通り、5分間のつけ置き、脱水、すすぎ1回、脱水を行い、形を整えて陰干しをします。詳しい洗濯の手順は、HOW TO(衣類別洗濯方法 セーター)をご参照ください。
4.実証!サンベックだからできるカシミヤの染み抜き
今回のシミは食べこぼしでしょうか。油溶性・水溶性のシミがきれいに落ち、染み抜き後にできやすい輪染みもありません。上質なカシミヤでも毛羽立ちや色落ちは見られません。さらに、全体を洗濯しているのでシミ以外の汚れも落ち、とてもスッキリしました。
手触りよく柔らか仕上がりは、カシミヤ繊維をケアしながら洗えるサンベック洗剤の特徴です。ノーアイロンでも着られる仕上がりですが、アイロンのスチームを掛けると仕上がり感はグレードアップします。
初めての方でもサンベック洗剤だからできるカシミヤの染み抜き、カシミヤセーターの上質な洗い上がりをご自宅でご実感ください。(ウール・カシミヤ・シルク・綿・麻・化学繊維に使えます)
サンベックは、一般社団法人日本洗濯協会及び上級クリーニング師、クリーニング師、繊維製品品質管理士から高い評価を獲得しました。
今回、使用した洗剤はこちら